【最新トレンド】訪日外国人はデジタル・デトックスを目的として日本に来る人も多い?! サイレント・リトリートとは

旅行の分野でも、消費トレンドは急速に変わっていきます。今回は訪日外国人の新しい消費トレンドである、デジタル・デトックス、サイレント・リトリートについてお話しします。
訪日外国人の新しい消費トレンド
日本での外国人観光客の消費傾向として、ウェルネス、マインドフルネス領域のものが増えています。具体的には、以下のものがあります。
禅の瞑想(Zazen)
多くの寺院では座禅体験を提供しています。デジタルコンテンツをデトックスすることで、自分の人生を取り戻そうというような活動がアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアでは流行っていますが、瞑想を生活の中に取り込むことも効果的とされています。
静寂の中で精神を落ち着かせ、集中力を高め、自分がやりたいことを見つめなおすために日本へやってくる人もいるくらいです。
森林浴(Shinrin-yoku)
日本は国土の約67%が森林で、東京からでも高尾山や奥多摩などにすぐアクセスすることができます。海外でも「Shinrin-yoku」という表現はそのまま使われています。
日本では安全に歩ける場所(整備された道)が多く、オンラインから離れて自然の中でゆっくりとすることを目的とする旅行者が増えています。
寺院宿泊(宿坊体験)
高野山のような仏教寺院では、精進料理、座禅、朝の勤行などを体験できる宿坊滞在が人気です。強制的にデジタルツールから自分を切り離して、静寂な環境で一定期間を過ごすという体験は、デジタルデトックスをしたいと考えているツーリストに最適です。
どうして日本でデジタル・デトックス?
深い文化的な体験ができる場所として、日本は世界から多くの旅行者を迎え入れています。
✅ 理由1:静けさ・自然・伝統文化の魅力
日本は世界でも珍しい「静けさ・自然・伝統文化」が共存する国です。都会からほんのすこし足を延ばすだけで、深い森や山寺、静寂に包まれた神社に出会うことができます。古くからの建物や、訪れる場所で触れるていねいな所作も、こころを落ちつける細部として海外のひとに人気です。五感を使ってリラックスできる国、それが日本の大きな魅力になっているのです。
✅ 理由2:禅や瞑想、写経・坐禅体験が可能
禅寺での宿坊体験、坐禅、精進料理などは、マインドフルネスに関心がある旅行者に人気です。世界的にヴィーガンが増えており、ドイツでは十人に一人が菜食主義になっているともいわれています。
またモノの消費から、コトの消費へと消費傾向が移っており、禅寺などでの非日常的な体験をすることに対しての興味も年々増しています。
✅ 理由3:欧米では「サイレント・リトリート」や「デジタル・デトックス・ツーリズム」がトレンド
サイレン・リトリート(Silent Retreat)とは、現代のストレス社会においてこころとからだをリセットするための、静寂のたびとして注目されています。日常生活やスマートフォンから離れ、いまここに意識を向ける時間を持つことができます。
慢性的なストレス、不眠、SNS疲れ、情報過多に悩む現代人にとって、沈黙の時間が癒しになるということで、ヨーロッパやアメリカを中心として人気になっています。
スマートフォン離れは世界的にさらに広がる?
スマートフォン離れ(スマホ・デトックス)という動きは、まだ少数派ながらも世界中で確実に広がりつつあるトレンドです。とくに若い世代や好感度な層のあいだで「意識的に距離を置こう」とする動きが目立ちはじめています。
スマホ離れをする理由は?
理由1:📱 スマホ依存の問題が顕在化
SNS疲れ、FOMO(取り残される不安)、注意力の低下、睡眠障害などが社会問題に。
メンタルヘルスに悪影響という研究結果も続々と報告。
FOMOってなに?
FOMO(フォーモ)はFear of Missing Out(取り残されることへの不安)のこと。自分だけが何かを逃している。みんなが体験していることから自分が外されていること、に対しての不安や焦りの感情のことを表現した言葉です。
「みんながやっているから、自分も参加しなきゃ」と思ってムリに予定を詰め込んだりする、という現象が起きます。
理由2:🧘♀️ デジタル・ウェルネスの普及
GoogleやAppleなども「スクリーンタイム機能」を標準搭載。
「意識的に使う」「使わない時間をつくる」ことがライフスタイルの一部に。
理由3:🌿 デジタルデトックスツーリズムの人気
「電波が届かない場所で自然と過ごす旅」や「スマホ禁止の宿泊施設」が人気に。
とくに欧米で広がっており、“Offline is the new luxury”(オフラインは新しい贅沢)という言葉も。
各国での例と実際の動き
地域 | スマホ離れの具体例 |
アメリカ | 「デジタルデトックス・リゾート」や「テクノロジーフリー・カフェ」が増加。 Z世代でSNSをやめる人も増加傾向 |
イギリス | 学校や企業で「ノースマホ・デー」導入。 公共キャンペーンでも「スクロール疲れ」に警鐘 |
フランス | 小中学校でスマホ持ち込み禁止。 市民レベルでも「スマホ断ちチャレンジ」が行われている |
日本 | 企業研修や旅行商品で「スマホオフ体験」導入。 寺社仏閣や自然観光地での静けさ需要と相性◎ |
おわりに
今回の記事では、海外でも流行を見せている、デジタルデトックスと日本旅行でのサイレント・リトリートについて書いてきました。
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