日本に住んでいる在留ベトナム人は何を食べているの? ベトナム人の月間の食費はどのくらい!?
年々、在留外国人の数は増えていますが、その中でもベトナム人は非常に多くなっています。国内の食品需要が減っていく中で、在留外国人に向けて調査をしたい方も多いのではないでしょうか。
今回は日本国内に住んでいるベトナム人が何を食べているのか、また月間の食費はどのくらいなのか、についてなどをご紹介いたします。
目次
日本に住むベトナム人が増えているのはなぜ?
日本に住むベトナム人が増えているのは、おもに日本の労働力不足とベトナムの経済成長によるものです。日本の少子高齢化にともない、建設、製造、介護などの分野では外国人労働者がさらに必要になっています。
ベトナム国籍の方は、技能実習生や特定技能ビザを取得して来日することが多いです。技能実習制度は発展途上国の技能習得を支援するもので、多くのベトナム人が製造業、農業、建設業で働いています。
特定技能ビザは2019年に導入された比較的新しい制度で、介護、飲食、宿泊業などでの就労が増えています。
また、日本での教育を目的とするベトナム人留学生も増加しています。日本の大学や専門学校で学ぶために留学し、卒業後に就労ビザに切り替えて日本で働くことを目指す人も多いです。
ベトナムの若年層が海外での就労機会をもとめる中で、日本は人気の国です。彼らは生活費、教育費、送金などにお金を使いながらも、日本社会に適応しています。
日本に住むベトナム人は何を食べている?
日本に住むベトナム人は日本の食文化を楽しみながらも、やはりベトナム料理も頻繁に食べています。以下に普段彼らが食べているものを詳しく説明します。
日本の食文化に適応した食事
和食
魚や米を中心とした、和食を楽しむベトナム人も多いです。とくに寿司、刺身、天ぷら、ラーメン、うどんなどは人気があります。
またコンビニの弁当やおにぎりも、手軽で便利なため、多くのベトナム人に利用されています。
外食
ファミリーレストラン、カフェ、ファーストフードチェーンなど、日本全国にある外食チェーン店も多くのベトナム人に利用されています。とくに吉野家、松屋、すき家などの牛丼チェーンは手頃な価格で人気です。
ベトナム料理
自炊
多くのベトナム人は自炊をして、故郷の味を楽しんでいます。ベトナム料理にはフォー(米麺のスープ)、バインミー(サンドイッチ)、春巻き、バインセオ(ベトナム風クレープ)などがあります。
ベトナム料理に必要となる調味料や食材は、アジア系のスーパー、オンラインショップで購入できます。
ベトナム料理店
日本各地にはベトナム料理のレストランがあり、ベトナム人もこれらのレストランを訪れて本格的な料理を楽しんでいます。
東京、大阪、名古屋などの都市には、とくに多くのベトナム料理店があります。
スーパーでの食材調達
アジア系スーパー
ベトナム料理に必要な食材や調味料を販売するアジア系のスーパーは、日本の主要都市に多く存在します。ここでは、ヌクマム(魚醤)、ライスペーパー、バジル、パクチーなどが購入できます。
とくに有名なアジアのスーパーマーケットとしては、「アジアスーパーストアー」などがあります。
一般的なスーパー
日本の一般的なスーパーでも、多くのベトナム人が必要な食材を購入しています。とくに米、野菜、肉、魚などの基本的な食材は手に入りやすいです。
その他の食事
インスタント食品
手軽で便利なインスタント食品も人気です。インスタントラーメンや冷凍食品は忙しい日常において重宝されているのは、日本人とほとんど同じです。
友人やコミュニティとの食事
ベトナム人コミュニティでは、友人や家族と集まっていっしょに食事をすることも多いです。特に、特別な行事や祝祭日にいっしょに料理を作って楽しむことがあります。
ベトナム人の月間食費はどのくらい?
一部の調査や記事によれば、外国人労働者や留学生の食費は、日本人の平均的な食費よりも低く抑えられている傾向があります。これは、彼らが節約を心がけるためです。
在日ベトナム人の月間食費は、おおよそ2万~3万円程度と推定されます。
これは彼らが自炊を中心にし、アジア系スーパーやディスカウントストアを利用することで食費を抑えているためです。
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