日本に住む外国人の人数は年々増えています。出入国在留管理庁の統計によると、2024年3月には341万人ほどの外国人が日本に住んでいます。

今回はそのような方々を対象にして、日本の生活全般についてのアンケートをとりました。「在留外国人がどのようなことに興味があるか知りたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

◆ 今回のアンケート回答者

回答者数：107名

男女比：5:5

年齢：10~60代

在留資格：身分系（永住者・定住者・配偶者などの長期滞在者）、留学生など

今興味があることをすべて選んでください

1番多く票があつまったのは就職・転職でした。弊社の求人プラットフォームに登録している方々を対象としていることが理由だと思われます。2、3番めに国内旅行、海外旅行がきており、多くの人が旅行に興味をもっていることがわかります。

 

さきほど選んだなかで、1番興味があるものを選んでください

さきほど選んだなかで、2番めに興味があるものを選んでください

さきほど選んだなかで、3番めに興味があるものを選んでください

「1番興味があるもの」では、就職・転職が38票をあつめており、それ以外の項目ではそこまで大きな差はみられませんでした。

「2番めに興味があるもの」では、子育て・教育が19票でトップになっています。国内旅行と就職・転職もそれぞれ10票以上あつまっています。

「3番めに興味があるもの」では、国内旅行が20票、衣服が16票、子育て・教育が10票でした。

3つのグラフをみてみると、上位にはいる項目がある程度固定されていることがわかります。とくに「国内旅行」と「子育て・教育」の2つは常にトップ‘3にはいっていますね。

 

1番興味があるものについて、年間でどれくらいの予算をかけられますか

5万円以下が最多の30票でした。つづいて5万円から10万円が21票、10万円から20万円が16票をあつめました。興味がある項目によって予算はちがってきますが、多くの人が5万円前後から20万円ほどの予算をかけられるということがわかります。

また、1番少ない票数でしたが、300万円以上を選んだ人は3人いました。

 

日本への旅行を考えている海外の友人・知人から意見をもとめられたことがありますか？

はいを選んだ人のみ：どのようなことを聞かれますか

アンケート回答者の8割以上が海外の友人・知人から日本旅行についての意見を聞かれたことがあると答えました。

また、そのなかでもとくによく聞かれる質問は、60票あつめた観光地についてだとわかりました。飲食店、文化、交通手段、ホテルの4項目も40票以上あつめており、観光に最低限必要な知識について質問されるようです。

 

つかっているSNSをすべて選んでください

SNSでつながっている友人の総数を教えてください

SNSで繋がっている友人の国籍を教えてください

「つかっているSNS」は82票のFacebookが1番多くつかわれていることがわかりました。また、LINEが71票で2番めに多くつかわれていました。海外ではあまりつかわれませんが、日本人とのコミュニケーションのためにつかっている人が多いようです。反対に、57票のWhatsAppは母国の友人とのコミュニケーションにつかわれると考えられます。

「SNSの友人の総数」は100人以下の人が1番多い32票でした。グラフ全体をみても、100人から1,000人の人がほとんどだと思われます。また、1人だけですが500,000人以上を選んだ人がいました。

「SNS上の友人の国籍」については、国籍はばらばらに最多の44票があつまりました。つづいて、ほとんどが母国の友人に39票あつまりました。

 

日本の飲食店をさがすときに、参考にするものをすべて教えてください

上で選んだもののなかで、1番参考になるものを教えてください

Google Mapがどちらの質問でも大差でトップになりました。ほかには、友人に聞いたり、FacebookなどのSNSで情報をあつめることも参考になるようです。票数は少ないですが、食べログをつかっている人もいます。

飲食店についてのアンケートも別でおこなったため、よろしければこちらの記事も読んでみてください。

 

飲食店を利用したときに、口コミサイトやGoogle Mapに評価やコメントをしたことはありますか

評価やコメントをしたくなるときはどのようなときですか

7割以上が飲食店の評価やコメントをしたことがあると回答しました。

「コメントをしたくなるとき」については、76人が満足したときにしたくなると答え、22人が不満があるときにしたくなると答えました。両方を選んだ人は5人でした。

 

おわりに

いかがでしたか？今回のアンケート結果を要約すると以下のようになります。

・就職・転職、国内旅行、子育て・教育に興味がある人がとくに多い

・国外の友人からは日本の観光地や飲食店についてよく聞かれる

・1番つかわれているSNSはFacebookで、SNSの友人の合計は100人から1000人

・日本の飲食店をさがすときにはGoogle Mapをよくつかう

・満足したときに口コミをかく人が多い

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